七夕には、みなの国家試験合格を祈っておいた。

叶うはずじゃ。
さて、昨日見せた、ウサギとネコのカチューシャじゃが、ふざけているわけではない。
説明していこう。
『中心前回』 とは、中心溝の前にあるは身体の随意運動をつかさどる部分のことじゃ。
『一次運動野』とも呼ばれる。
ところで、
「運動の小人」という脳に身体のイラストがあるものをみたことはあるか??

リブロ・サイエンス社 iMedicine 神経・脳神経外学より
「運動の小人」とは、
『中心前回』の部分と身体の運動の対応したイラストじゃ。
すなわり、『中心前回』のてっぺんが、あし、下に行くにつれて、臀部、体幹、肩、手、顔の運動をつかさどる部分となる。
細かい動きを必要とする部分(顔や手など)が、大きい範囲を占めている傾向にある。
『中心前回』は、中心溝の前にあるので、
『前頭葉』にあるということも重要じゃ。
イメージは、ウサギのカチューシャ。

一方、
『中心後回』じゃが、中心溝の後ろにある身体の体性感覚をつかさどる部分のことじゃ。
『一次感覚野』とも呼ばれる。
「感覚の小人」というものもある。

リブロ・サイエンス社 iMedicine 神経・脳神経外学より
「感覚の小人」とは、
『中心後回』の部分と身体の感覚の対応したイラストじゃ。
「運動の小人」と同じように、『中心後回』のてっぺんが、あし、下に行くにつれて、臀部、体幹、肩、手、顔の感覚をつかさどる部分となっている。
繊細な感覚のある部分(顔や手など)が、大きい範囲を占めている傾向にある。
『中心後回』は、中心溝の後ろにあるので、
『頭頂葉』にある。
これも、重要じゃ。
イメージは、ネコのカチューシャ。

つまり、
中心溝を境に、この2つの部分、
『中心前回(一次運動野)』 と
『中心後回(一次感覚野)』 は接して存在しているのじゃ。


ウサギとネコだとこんな感じ。

ちょうど、耳が出ているあたりは、手の運動と感覚の部分かな。
たまに、この
『一次運動野』と『一次感覚野』のどちらが前にあるのか? ということが分からなくなってしまうことがある。
これが、わからなくなると、どちらが前頭葉でどちらが頭頂葉にあるのかもわからなくなるので致命的じゃ。
それで、これを間違えない覚え方。
まず、
両手を上に上げる。
そして、
その手を前に動かしながら、
「イエーイ!!!」
前に動かしながら「イエーイ!」ちゃんとやったか?
これは、今何をしたかというと
「運動」をした。
なので、
『一次運動野』は中心溝より、前にある のじゃ。
前だから、
『前頭葉』 じゃな。
『一次感覚野』はその逆じゃ。
「...............................................」
気に入らんかったら、別に覚えんでもいいぞ。
この講義が、多くの人に伝わりますように........
理学療法 ブログランキングへ
にほんブログ村