解剖というと、にがてな人が多いと思うが、残念ながらこれを知らないとはじまらない。
いわば、解剖は、脳神経学の地図じゃ。
知らない街にはじめて来た時には、地図が重要。
脳神経という見知らぬ街に来たからには、地図を理解しなければならぬ。
さもないと道に迷ってしまうからな。
解剖を学ぶ時にやってしまいがちな間違いは、はじめからはこまかいことを覚えようとしてしまうこと。
正直、解剖は意味のない言葉を覚えなくてはならないのでつまらない科目だな。
はじめから細かいことを覚えようと必死になってしまい、嫌いになりアレルギーが出来てしまうのはいけないことだ。
例えば、新しい街に来たときも、いきなり商店街の端から店の名前を覚えようとはしないだろ。
東に海があるとか、北に山があるとか、街の中心には駅があるとか、大きなことから覚えるんじゃないかな。
脳神経の地図を覚えるときも一緒じゃ。
まずは、脳神経のおおなかな地図を理解することだな。
神経は、大きく2つにわかれる。
『中枢神経』と、『末梢神経』。
『中枢神経』とは、神経に関する身体の情報をコントロールする神経の基地(中枢)。
『末梢神経』とは、その情報を身体の各地へ伝えるものだ。
『中枢神経』は、身体の中心にあって、『末梢神経』は身体の端っこにあるイメージかな。
そして、『中枢神経』は、『脳』と『脊髄』に分かれ、『末梢神経』は、『脳神経』と『脊髄神経』にわかれる。
少しわかりづらくなってきたか?
なんてことはない。
『脳神経』は、脳から出ている末梢神経で、『脊髄神経』は脊髄から出ている末梢神経のことだ。
ここまでをまとめてみよう。

なんてことはないじゃろ。
ちなみに、身体の神経構造をアリでイメージしてみると、
アリの頭、胴体が『中枢神経』、足が『末梢神経』。
胴体は、『脳』と『脊髄』に分かれて、『脳』からは、末梢神経である『脳神経』が、脊髄からは、末梢神経の『脊髄神経』がでているイメージか。

★これだけ覚える
中枢神経は『脳』と『脊髄』
末梢神経は『脳神経』と『脊髄神経』
末梢神経は『脳神経』と『脊髄神経』
そして『脳』は、大脳、脳幹、小脳に分かれるんじゃが............

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