藁じい。じゃ
休んでいたら、すっかり秋の模様じゃな。
いよいよ、国家試験に向けて頑張りどころじゃ。
がんばるぞ。
休みが長かったので、すこし、復習をする。
今は、間脳の話をしているのじゃが、
『間脳』は、大脳半球の内側、脳幹の上部に位置している。
そして、 『間脳』 は、
『視床』、『視床下部』、『視床上部』
に分けられる。
『視床』の話は終わったので、今日は、 『視床下部』 の話をしよう。

視床下部は、大脳辺縁系の重要な部分で
体温、体液バランス、代謝などの自律神経系の制御
下垂体機能の制御
に関与している。
そのなかでも、
視床下部ホルモンを分泌し、下垂体から出る各種のホルモンの調整 をしていことが重要じゃ。
どんなものが、出ているのかを見てみよう。
視床下部ホルモンの代表的なものには、
甲状腺刺激ホルモン(TSH)放出ホルモン
プロラクチン放出ホルモン
成長ホルモン(GH)放出ホルモン
ゴナドトロピン放出ホルモン
副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)放出ホルモン
などがある。

それぞれのホルモンには、下垂体から分泌されるホルモンを、放出させる作用 があるのじゃ。

それぞれ以下のような下垂体ホルモンを分泌させる。。
甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン → 甲状腺刺激ホルモン
プロラクチン放出ホルモン → プロラクチン
成長ホルモン放出ホルモン → 成長ホルモン
ゴナドトロピン放出ホルモン → 黄体形成ホルモン、卵胞刺激ホルモン
副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン → 副腎皮質刺激ホルモン
コマッターの人たちは、
ホルモンの名前の中に『放出』という文字が入っていたら、視床下部から分泌されるホルモン
と覚えていいじゃろう。
国家試験では、こんな感じじゃな。
問102 正しいものはどれか。(第44回)
1.プロラクチンは乳腺から分泌される。
2.卵胞刺激ホルモンは視床下部から分泌される。
3.エストロゲンは下垂体ホルモン分泌を促進する。
4.黄体化ホルモンはプロゲステロンの分泌を促進する。
5.性腺刺激ホルモン放出ホルモンは下垂体から分泌される。
【解答・解説】
2.では、卵胞刺激ホルモンには、『放出』の言葉は入っていないな。
なので視床下部から分泌ない。 卵胞刺激ホルモンが分泌されるのは、下垂体じゃ。
5.の、性腺刺激ホルモン放出ホルモンは、ゴナドトロピン放出ホルモンのことじゃ。
性腺刺激ホルモン放出ホルモンには、『放出』の文字が入っているな。
なので、視床下部から分泌されるホルモンじゃ。
すなわち、2.も5.も

次は、下垂体から分泌されるホルモンについてじゃ。
なんだか、内分泌学になってきてしもうたな。
この講義が、多くの人に伝わりますように........

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