2014年09月05日

視床下部のホルモン


藁じい。じゃ

休んでいたら、すっかり秋の模様じゃな。

いよいよ、国家試験に向けて頑張りどころじゃ。

がんばるぞ。




休みが長かったので、すこし、復習をする。

今は、間脳の話をしているのじゃが、



『間脳』は、大脳半球の内側、脳幹の上部に位置している。

スライド2.JPG

スライド4.JPG



そして、 『間脳』 は、


『視床』、『視床下部』、『視床上部』

に分けられる。



『視床』の話は終わったので、今日は、 『視床下部』 の話をしよう。

間脳.jpg



視床下部は、大脳辺縁系の重要な部分


体温、体液バランス、代謝などの自律神経系の制御

下垂体機能の制御

に関与している。




そのなかでも、

視床下部ホルモンを分泌し、下垂体から出る各種のホルモンの調整  をしていことが重要じゃ。



どんなものが、出ているのかを見てみよう。

視床下部ホルモンの代表的なものには、



甲状腺刺激ホルモン(TSH)放出ホルモン

プロラクチン放出ホルモン

成長ホルモン(GH)放出ホルモン

ゴナドトロピン放出ホルモン

副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)放出ホルモン



などがある。

ホルモン(視床下部・下垂体).jpg




それぞれのホルモンには、下垂体から分泌されるホルモンを、放出させる作用 があるのじゃ。


ホルモンJ床下部・下垂体).jpg



それぞれ以下のような下垂体ホルモンを分泌させる。。


甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン   →  甲状腺刺激ホルモン

プロラクチン放出ホルモン     →   プロラクチン

成長ホルモン放出ホルモン   →  成長ホルモン

ゴナドトロピン放出ホルモン  →  黄体形成ホルモン、卵胞刺激ホルモン

副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン  →  副腎皮質刺激ホルモン


スライド4.JPG



コマッターの人たちは、


ホルモンの名前の中に『放出』という文字が入っていたら、視床下部から分泌されるホルモン


と覚えていいじゃろう。




国家試験では、こんな感じじゃな。


問102 正しいものはどれか。(第44回)
1.プロラクチンは乳腺から分泌される。
2.卵胞刺激ホルモンは視床下部から分泌される。
3.エストロゲンは下垂体ホルモン分泌を促進する。
4.黄体化ホルモンはプロゲステロンの分泌を促進する。
5.性腺刺激ホルモン放出ホルモンは下垂体から分泌される。


【解答・解説】

2.では、卵胞刺激ホルモンには、『放出』の言葉は入っていないな。
なので視床下部から分泌ない。  卵胞刺激ホルモンが分泌されるのは、下垂体じゃ。


5.の、性腺刺激ホルモン放出ホルモンは、ゴナドトロピン放出ホルモンのことじゃ。

性腺刺激ホルモン放出ホルモンには、『放出』の文字が入っているな。

なので、視床下部から分泌されるホルモンじゃ。


すなわち、2.も5.もバツ1ということがわかる。



次は、下垂体から分泌されるホルモンについてじゃ。


なんだか、内分泌学になってきてしもうたな。









この講義が、多くの人に伝わりますように........


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posted by わらじい at 18:18| Comment(0) | 中枢神経 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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