今日も感動の新潟県西浦区『わらアートまつり』 から。
『カブトムシ』
![22kabutomusi990[1].jpg](https://oikomarenaika.up.seesaa.net/image/22kabutomusi9905B15D-thumbnail2.jpg)
新潟市西浦区HPより(http://www.city.niigata.lg.jp/nishikan/about/kankou/wara-art/index.html)
ほんとに藁なのか。
言葉もない。
今日は、前頭葉について。
前頭葉にあるものを、 『脳の働き』 で確認してみよう。

前頭葉には、今まで学んできた、一次運動野、ブローカ野がある。
一次運動野は、話した通り、反体側半身の随意運動に関与している。
「運動の小人」のことじゃな。

ブローカ野は、運動性言語中枢じゃ。
ここが障害されると、ブローカ失語(運動性失語)になる。
運動性失語とは、言語を理解はできるが、うまく話せない(表出できない)もの
『初恋の告白』じゃ。

そのほか、前頭葉には、大切なものとして、 『前頭葉連合野』 が存在する。
前頭葉連合野は、人間らしさ あらわす働きをしている。
物事の判断、思考、計画、企画、創造、注意、抑制、コミュニケーションなどの
高次な思考や推論、社会的適応を司っているのじゃ。
さるや犬に比べて、人間では、この前頭葉連合野の割合は多くなっている。
ここの障害で、意欲低下、注意障害、脱抑制、発動性低下が起こってくる。
また、前頭葉には、他に、運動に関するものがいくつかある。
高次運動野と呼ばれる、 『運動前野』 と 『補足運動野』じゃ。
それぞれ
運動前野; 一連の運動を準備する
補足運動野; 運動開始に関与、自発的に一連の運動をプログラム
高次運動野の障害で熟練した運動が障害される。
運動に関することが、前頭葉にはあることが重要じゃな。
『障害のカエル』でも、それぞれ書いてある通りじゃ。

国家試験の問題じゃとこんな問題がでておるな。
問85 前頭葉障害で出現しやすいのはどれか。(第39回)
1. 幻聴
2. 視覚失認
3. 着衣失行
4. 発動性低下
5. ウェルニッケ失語
【解答・解説】
1.の幻聴は、聴覚野の障害で出現するので、側頭葉の障害
2.の視覚失認は、視覚野の障害で出現するので、、後頭葉の障害
3.着衣失行は、空間認知の障害なので、右の頭頂葉でおきる
5.ウェルニッケ失語は、ウェルニッケ野、すなわち側頭葉の障害でおきる。
よって
正解は、4.
では、いよいよ最後の頭頂葉じゃ。
この講義が、多くの人に伝わりますように........

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