蓑(みの)の友人、蓑虫を紹介された。

リアクションの薄いやつじゃった。
好きになれん。
さあ、解答解説を行っていこう。
左右半球の主な仕事が、
左半球 では、『発話、計算、言語的理解』
右半球 では、 『空間的能力、直感的理解』
ということが重要なので、覚えておいてほしい。
問81 右半球の損傷で生じやすいのはどれか。2つ選べ(第43回)
1. 失読
2. 失算
3. 着衣失行
4. 手指失認
5. 半側空間無視
【解答・解説】
右半球 では、 『空間的能力、直感的理解』
そのため、
右半球が障害されると、空間がわからなくなっておかしくなるので、
服が上手に着れなくなったり(着衣失行)、
視野の半分に注意を払わないと気づけない(半側空間無視)が起こってくる
正解 3. と 5.
問82 劣位半球の損傷による高次脳機能障害の症状はどれか。(第38回)
1. 衣類の着用ができなくなる。
2. 手指の呼称ができなくなる。
3. 言語の表出ができなくなる。
4. 物品の使用ができなくなる。
5. 文字や文が読めなくなる。
【解答・解説】
左半球 = 優位半球
右半球 = 劣位半球
なので、右半球の損傷による高次脳機能障害の症状をきかれておる。

着衣失行か、半側空間無視を探せば良い。
衣類の着用ができない1.
正解 1.
問83 優位半球損傷に特徴的な症状はどれか。(第45回)
1. 検者が示した指先への注視運動ができずに視点も定まらない
2. 損傷した脳の反対側から呼びかけても顔面を向けられない
3. 検者が出したじゃんけんのチョキの模倣動作ができない
4. 裏返しになった衣服を正しく着ることができない
5. 閉眼したまま堤舌を20秒以上持続できない
【解答・解説】
左半球 = 優位半球
右半球 = 劣位半球
なので、こんどは左半球損傷をきかれておる。

『2.損傷した脳の反対側から呼びかけても顔面を向けられない』
これは、 「半側空間無視」
『4.裏返しになった衣服を正しく着ることができない』
これは、 「着衣失行」
それぞれ、右半球の損傷で起こるものじゃ。
現段階では、この2つが違うことが分かれば良い。
左半球 では、『発話、計算、言語的理解』
なので、その障害を探したいが、それらしいものは見つからない。
正解は、『3.検者が出したじゃんけんのチョキの模倣動作ができない』
これは 「観念運動性失行」 といって
自発的な運動はできても命令されるとできない ものじゃ。
左縁上回という部分の障害で起こる。
知らない問題もあったと思うが、今はとにかく、
左半球 では、『発話、計算、言語的理解』
右半球 では、 『空間的能力、直感的理解』
これを覚えておいてほしい。
それでは、もうすこし詳しく話をするか.........