タッ タッ タッ タッ タッ タッ 。
今日も元気に、
“わら坊” です。
残念ながら今日も雨ですね。
そとは雨ですが、元気いっぱい頑張りましょう!
さて、『拘束性換気障害』と『閉塞性換気障害』が、どんな状態かわからなくなってしまった時の話しでしたね。
【呼吸機能検査で分かること】
そんなときは、ギュッと肺を抱きしめてみましょう。

ギュッとされているので、肺は空気を吸えなくなっています。
つまり、肺活量が低下 しているのです。
このとき、あなたがやっているのはなんですか?
そう。
『拘束』 です。
だから、 『肺活量が低下しているもの=空気を吸えなくなっているもの』は、
『拘束性換気障害』 なのです。
逆が、『閉塞性換気障害』と覚えればいいでしょう。
もちろん、 『閉塞性換気障害』 は閉塞していて、はけない。
だから、1秒率が低下する
と覚えても良いですね。
さて、『拘束性換気障害』 と 『閉塞性換気障害』 には、どんな病気があるのでしょうか?
まず、 『拘束性換気障害』は、どうして拘束されているのか? なぜ拘束されているのか?を考えます。
拘束している原因は、肺胞の周りの間質が硬く なっていることです。

間質が硬くなって、ギューとしていて肺胞を広げられなくなっているのですね。

炎症、線維化などで、肺胞の周りの間質が硬く 硬くなってしまったものが、
『間質性肺炎』、『肺線維症』、『じん肺』 で、『拘束性換気障害』の代表的な病気です。
『閉塞性換気障害』には、どんな病気があるのでしょうか?
『閉塞性換気障害』で、閉塞してしまうのは、気管です。
なぜ閉塞してしまうのでしょう?
これも慢性の炎症からの線維化などが原因です。

『気管支喘息』、『慢性閉塞性肺疾患(COPD)』 (肺気腫、慢性気管支炎) 、 『肺気腫』 などが、『閉塞性換気障害』の代表的な病気です。
まとめると、

それでは、国家試験を解いてみましょう。
★国家試験をやってみよう
問74 拘束性肺疾患はどれか.2つ選べ.(第43回)
@ 肺気腫
A 肺線維症
B 気管支喘息
C びまん性汎細気管支炎
D 塵肺症
問75 呼吸器疾患で正しいのはどれか.(第47回)
@ 肺繊維症は閉塞性肺疾患である.
A 気管支拡張症では乾性咳嗽がみられる.
B 気管支喘息の発作時は1秒率が低下する.
C 過換気症候群では呼吸性アシドーシスになる.
D CO2ナルコーシスは低CO2血症で生じる.
問76 呼吸器疾患で正しいのはどれか.(第40回)
E 肺繊維症は閉塞性肺疾患である.
F 閉塞性換気障害では肺活量比が低下する.
G 肺気腫では全肺気量が減少する.
H CO2ナルコーシスは低CO2血症で生じる.
I Hugh-Jonesの分類は呼吸困難の程度を示す.
この講義が、多くの人に伝わりますように........

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