2014年06月06日

夜の粘土は..........

タッ タッ タッ タッ タッ タッ 。

今日も登場しちゃいました

 “わら坊” です。




今日は、心臓の血管(冠動脈)についてお話しようと思います。



まず、国家試験で心臓の血管(冠動脈)についてどんな感じで出題されているか見てみましょう。



問54 心臓の血管で誤っている組み合わせはどれか。(第40回)
1.右冠状動脈      回旋枝
2.右冠状動脈      後室間枝
3.左冠状動脈      前室間枝
4.左冠状動脈      前 枝
5.左冠状動脈      後 枝


問55 右冠状動脈が支配する部分で正しいのはどれか。(第42回)
1.中隔前2/3
2.左室側壁
3.左室下壁
4.左 房
5.前乳頭筋    


問56 右冠状動脈が閉塞した場合に虚血が起こりやすい部位はどれか。(第47回)
1. 心室前壁
2. 心室後壁
3. 心室中隔
4. 左心房
5. 心尖部


こんな感じです。


冠動脈について、覚えるべきことは、ずばり



冠動脈の名前

その血管の走行

その血管の支配部分





では

血管の名前からいきましょう

脳血管.jpg



左右の冠状動脈があって、左冠状動脈が2本に分かれています

まずはその大まかなイメージを作りましょう。


スライド2.JPG



そして、別れた2本の左冠状動脈は、回旋枝前下行枝と呼ばれます。

スライド1.JPG




回旋枝のことを後枝、前下行枝を前枝・前室間枝とも呼びます。

また、右冠状動脈は、後に後室間枝となります。

324.jpg





そしてそれぞれの血管の支配域は、こんな感じなのです。


DSC_0110.JPG

DSC_0108.JPG



だめだ。

夜中の粘土は、うまくいかない.............






posted by わらじい at 01:48| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月04日

腫瘍は「分化度」だけが重要です。

タッ タッ タッ タッ タッ タッ 。

今日も再び。

 “わら坊” です。



では、昨日の解答解説から行きましょう。


その前に、復習から。

良性・悪性腫瘍の特徴はこの表。

脳11血管.jpg



注意して欲しいのが、 「分化度」 



分化度は、

良性腫瘍が「高い」

悪性腫瘍が「低い」





では、いきましょう。



問52  誤っているのはどれか.(40回,2005)

1.良性腫瘍は浸潤性に発育する.
2.良性腫瘍の発育は遅い.
3.悪性腫瘍は転移しやすい.
4.悪性腫瘍は異型性が強い.
5.悪性腫瘍は未分化型が多い.   


【解答・解説】

良性腫瘍の発育は、膨張性(圧排性)で、スピードは緩徐です。

よって1.はバツ1 で、2.は〇


悪性腫瘍は転移しやすいので3.は〇


異型性は、その細胞が、正常細胞とどれくらい異なっているか?ということなので、

悪性腫瘍の場合は、異型性は強い。 よって4.は〇


でました、分化型!!

分化度は、

良性腫瘍が「高い」

悪性腫瘍が「低い」
 なので、

悪性腫瘍は未分化型が多いは〇。


正解 1.





問53 悪性腫瘍の特徴で誤っているのはどれか.(42回.2007)
1.転移が多い.
2.再発率が高い.
3.細胞の異型性が強い.
4.浸潤性に発育する.
5.細胞の分化度が高い.


【解答・解説】

悪性腫瘍の特徴を聞かれています。

悪性腫瘍は、イチゴシロップのかかったかき氷でしたね。

脳11血管.jpg


悪性腫瘍は、 浸潤性で、増殖速度が早くて、転移や再発があって、予後の悪いもの です。

異型度は高い(強い)腫瘍でしたね。


1. から4.までは、すべて〇です。


5、はどうでしょう?

細胞の分化度についてです。


悪性腫瘍の細胞の分化度は?


そう。「低い」ですね。

5.はバツ1


正解 5.




良性腫瘍と悪性腫瘍の特徴は完璧じゃないですか!!!



では、また〜。





この講義が、多くの人に伝わりますように........
読んでくれた人は、どちらかに、クリックをおねがい。


理学療法 ブログランキングへ

にほんブログ村 病気ブログ 理学療法士・作業療法士へ
にほんブログ村


posted by わらじい at 00:07| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月03日

わら坊が、「腫瘍」を語る。

タッ タッ タッ タッ タッ タッ 。

久々の登場

 “わら坊” です。



今日は、腫瘍の特徴についてのお話です。



良性腫瘍と悪性腫瘍の特徴についての国家試験もたまに出題されているのでまとめましょう。



まず、進展の様式(大きくなるなり方)ですが、良性腫瘍は膨張性(圧排性)で、悪性腫瘍は浸潤性です。



わらじいが、脳腫瘍の脳質内腫瘍と脳質外腫瘍の説明で、イチゴのかき氷を使ったのを覚えていますか?


ちょうど、良性腫瘍が、氷の上にあるイチゴ

名称未設定 1.png


悪性腫瘍が、氷にかかったイチゴシロップですね。

名称未設定11 1.png




そのほかのそれぞれの腫瘍の特徴については、常識的に答えてもらえば大丈夫です。


たとえば、進展スピードは、良性腫瘍は緩徐で、悪性腫瘍が急速



予後が良いのが良性腫瘍で、転移があって予後が悪いのが悪性腫瘍


なんとなく、常識的にわかりますよね。




ここで注意してほしいのは、 「異形性」「分化度」



 「異形性」 とは、その細胞が、正常細胞とどれくらい異なっているか?ということ。


良性腫瘍の細胞は、正常細胞と、それほど異なっていないので、異形性は低い。


悪性腫瘍の細胞は、正常細胞と非常に異なっているので、異形性は高く なります。




間違いやすいのが、 「分化度」 


 「分化度」 は、細胞の出来具合(顔つき)みたいなものです。


正常細胞は、細胞が完全に出来上がっているので、分化度が高い細胞です。


良性腫瘍と悪性腫瘍の細胞の出来上がり度合いは、悪性のほうが低いですね。


良性腫瘍は、もう少しで正常になれそうな感じの分化度が高い細胞ということになります。



分化度は、


良性腫瘍が「高い」

悪性腫瘍が「低い」


脳血管.jpg

なんとなくイメージ的に反対のような気がしてしまうので、このことを理解して間違わないようにしましょう。


ちなみに、悪性腫瘍のなかでも、分化度の違いはあって、悪性腫瘍でも分化度のとても低い、未分化の腫瘍は悪性腫瘍のなかでもたちが一番、悪いものになります。

胃がんで、若い女性に多いスキルス胃がんなどが、未分化の悪性腫瘍になります。



良性・悪性腫瘍の特徴をまとめるとこんな感じです。

脳11血管.jpg




この知識を使って、さっそく、国家試験をやってみましょう。



問52  誤っているのはどれか.(40回,2005)

1.良性腫瘍は浸潤性に発育する.
2.良性腫瘍の発育は遅い.
3.悪性腫瘍は転移しやすい.
4.悪性腫瘍は異型性が強い.
5.悪性腫瘍は未分化型が多い.   


問53 悪性腫瘍の特徴で誤っているのはどれか.(42回.2007)
1.転移が多い.
2.再発率が高い.
3.細胞の異型性が強い.
4.浸潤性に発育する.
5.細胞の分化度が高い.



どうですか?


できましたか???





この講義が、多くの人に伝わりますように........
読んでくれた人は、どちらかに、クリックをおねがい。


理学療法 ブログランキングへ

にほんブログ村 病気ブログ 理学療法士・作業療法士へ
にほんブログ村




posted by わらじい at 00:29| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


t