あまり知られていないが、われわれは家庭菜園などの園芸で活躍している。
このまえ、こんなものを見つけた。

勘弁して欲しい。
今日は、脳血管障害の画像について話そう。
画像とは、CTとMRIのことじゃ。
脳血管疾患の画像については、一言、
CT は、脳出血が得意 で、
MRI は、脳梗塞が得意 である
コレだけじゃ。
●脳出血の診断には、CTは欠かせない。
●脳梗塞のCTは、慢性期に浮腫が出てくると多少わかるが、
脳梗塞の急性期はCTではわからない。
●TIAは、脳への血流が不十分になること で起こるものなので、画像上は全く所見はない のじゃ。

CTで具体的にどのように撮影されるかというと、
脳出血では、出血部位が、高吸収域に認める。
脳梗塞の慢性期では、浮腫や梗塞巣が、低吸収域として認められる。
脳出血のCTは、こんな感じじゃ。
白いところが出血じゃな。

『コメディカルのための画像の見かた X-knowledge』より
脳梗塞の慢性期のCTも見せよう。
わずかに黒くなっているところが、梗塞巣じゃ。
わかりにくいか?

『第96回医師国家試験』より。
最後に、脳梗塞の急性期のCTとMRIを見せよう。
左がCTで右がMRIじゃ。
同時期に撮影されたものなんじゃが、CTでは、なかなか判別できんじゃろう。

『コメディカルのための画像の見かた X-knowledge』より
CTは、脳出血が得意で、
MRIは、脳梗塞が得意
なのじゃ。
それでは、関連する国家試験をやってみよう。
★国家試験をやってみよう
問50 CTが最も的確にその病変を描出するのはどれか。(第38回)
1.アルツハイマー病の初期像
2.脳出血の血腫
3.破裂出血していない動脈瘤
4.多発性硬化症の脱髄巣
5.パーキンソン病の黒質病変
問51 脳血管障害のCT異常所見で誤っているのはどれか。(第40回)
ア.一過性脳虚血発作 低吸収域
イ.脳梗塞(急性期) 高吸収域
ウ.脳梗塞(慢性期) 低吸収域
エ.くも膜下出血 高吸収域
オ.脳出血(急性期) 高吸収域
1.ア、イ 2.ア、オ 3.イ、ウ 4.ウ、エ 5.エ、オ
この講義が、多くの人に伝わりますように........
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