わらの運動会は、盛り上がる。
でも、熱くなりすぎるのは危険じゃ。
燃えてしまうから。
今日は脳梗塞の話をしよう。
脳梗塞は、脳血栓症と脳塞栓症に分かれる。

どちらも、血管が詰まってしまい脳が虚血になってしまうことなのじゃが、理由と経過が少し違うのじゃな。
それぞれ、昨日言った重要な点を中心に説明しよう。
重要なことはなんじゃったか?
そう! その疾患が、
どんな年齢に多くて(好発年齢)
どんな時に発症しやすくて(発症時期)
発症の原因はなにで(原因)
どのような経過を取るか(経過)
では、説明していこう。
脳血栓症は、老年に多い
そして、比較的 安静時に発生する。
なぜ、老年に多いかというと、この疾患の原因は、
動脈硬化
だからじゃ。
動脈硬化により狭くなった血管壁の損傷部位に血栓が発生し、血管狭窄化が見られることで、この疾患は発症する。
そのため、動脈硬化が多い、老年に多く、
動脈硬化の危険因子(高血圧、糖尿病、高脂血症、喫煙)を持つ人に多いのじゃ。
症状はどのような経過を取るかというと、塞栓症に比べて緩徐に進む。
数時間から数日にわたって段階的に悪くなるのじゃ。
昨日話をしたTIAが前駆症状として重要じゃな。。

脳塞栓症は、若年から中年まで幅広い年代におきる可能性がある。
なぜ、幅広い年代に起きるかというと、この疾患の原因は、心臓などの脳の他にある からじゃ。
心房細動や、弁膜症、感染性心内膜炎により心臓にできた血栓が血流に乗って脳の血管を詰まらせるのが、この疾患じゃ。
年齢よりも、この原因疾患があるかないかが発症には重要なので、幅広い年代に起きるのじゃな。
症状は非常に急速。
ぱっと飛んできて、どんと詰まってしまうのじゃな。
おそろしい。

表にまとめるとこんな感じじゃ。

脳血栓症の原因は、動脈硬化。
脳塞栓症の原因は、心臓などの血栓が飛んでくること。
どっちがどっちか、分からなくなりがちじゃな。
そのときは、ぜひ、 「に」と「できた」 を入れてみてほしい。
脳血栓症に、「に」と「できた」をいれると
「脳に血栓できた症」
すなわち、動脈硬化のために、脳に血栓できた症じゃ。
脳塞栓症に、「に」と「できた」をいれると
「脳に塞栓できた症」
すなわち、どこかに血栓ができて、脳に塞栓できた症じゃ。
これでばっちりか???????
微妙かな.....................
この講義が、多くの人に伝わりますように........
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