確かに、わらは燃えやすい。
しかし。
燃えているときはとても綺麗だ。
国家試験の解答解説としよう。
その前に、いつものように、簡単に、脳腫瘍の復習を。
脳腫瘍を分類し、その特徴を記載すると。


悪性が強い腫瘍は
膠芽腫と髄芽腫

では、やってみるか。
問29 脳腫瘍で誤っているのはどれか。(第41回)
1.髄膜腫は良性が多い.
2.膠芽細胞腫は悪性度が高い.
3.神経鞘腫は顔面神経に好発する.
4.増大すると頭蓋内圧亢進症状を呈する.
5. 神経線維腫症は皮膚色素沈着を合併する.
【解答・解説】
髄膜腫は、脳実質外腫瘍。
脳実質外腫瘍の特徴は、良性が多いということ。
よって1.は〇
膠芽細胞腫は悪性が高い。

よって、2.も〇
頭蓋内の神経鞘腫は、ほとんどが内耳神経に好発する聴神経鞘腫じゃ。
神経鞘腫は耳。
顔面神経ではないので、3.は

脳は密閉された頭蓋骨の中にあるため、脳腫瘍が増大すると頭蓋内圧亢進症状を呈するので、4.は〇
ちょうど、風船罰ゲームみたいなもんじゃな。

神経線維腫症1型はvon Recklinghausen病ともよばれ、視神経膠腫の他にカフェオレ斑と呼ばれる皮膚色素沈着を合併する。 5.も〇
正解 3.
問30 原発性脳腫瘍で最も予後が悪いのはどれか。(第46回)
1.膠芽腫
2.上衣腫
3.下垂体腺腫
4.星状細胞腫
5.乏突起膠腫
【解答・解説】
原発性脳腫瘍の中で予後が悪いのは、

なかでも、神経膠芽腫は、平均余命が2年もなく非常に予後が悪い。
正解 1.
問31 頭蓋内腫瘍で浸潤性に発育するのはどれか。(第43回)
1.神経膠芽腫
2.髄膜腫
3.聴神経鞘腫
4.下垂体腺腫
5.脂肪腫
【解答・解説】
頭蓋内腫瘍で、浸潤性に発育する、すなわち脳実質内腫瘍であるのは、1.


正解 1.
問32 病理学的な悪性度が最も高いのはどれか。(第44回)
1.髄膜腫
2.血管芽腫
3.神経鞘腫
4.神経膠芽腫
5.下垂体腺腫
【解答・解説】
悪性度の一番高い腫瘍は、4.の神経膠芽腫。
正解4.
最も悪性が強い脳腫瘍が膠芽種である ことは、絶対に落とせない知識じゃな。
脳腫瘍は、これくらいしか、国家試験も出題されていいないので、これで十分じゃなかろうか。
次は、脳の血管の話でもするか……………………
この講義が、多くの人に伝わりますように........
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