久々の登場。
藁(わら)じい じゃ。
ゴールデンウィークはゆっくりしたか?
リフレッシュしたところで、また、脳神経学を続けていこう。
今日は、脳神経の細胞の話じゃ。
脳神経の細胞で一番有名なのは、さんざん話してきた
神経細胞(ニューロン)じゃ。
樹状突起、細胞体、軸索に分かれているやつじゃな。
神経細胞(ニューロン)の特徴は、
活動電位を伝達する能力はあるが、細胞分裂できない
ということじゃ。
そのほかに勉強したものとしては、軸索の髄鞘を形成している細胞。
なんだったか?
そう。
中枢神経では、神経膠細胞とよばれる細胞の中の希突起細胞(乏突起膠細胞、オリゴデンドログリア)
末梢神経ではシュワン細胞じゃ。

末梢神経は、神経線維が束になったものなので、細胞はあまり存在しない。

シュワン細胞の他には衛星細胞と呼ばれる、神経細胞をクッションのように保護している細胞くらいじゃ。
中枢神経には、神経細胞の他に、髄鞘を形成している乏突起膠細胞のような神経膠細胞(グリア細胞)が存在する。
神経膠細胞(グリア細胞)には、
乏突起膠細胞 の他に、
星状膠細胞 、
小膠細胞 、
上衣細胞 などがある。
神経膠細胞は、中枢神経のどこに存在するのか?
中枢神経は末梢神経とちがい、隣り合う神経細胞同士が離れている。
【脳での神経細胞のイメージ】

隣り合う神経細胞との間に、オープンスペースがあるのじゃ。
このオープンスペースを埋めるように、神経膠細胞たちが存在する。
【脳での神経細胞と神経膠細胞のイメージ】

星状膠細胞は、数多くの突起を周囲に伸ばして神経細胞・毛細血管・間質組織と結びつき、神経細胞を支持し栄養を供給している。
小膠細胞は、死んだ細胞や細菌などゴミを取り込んで分解する食細胞の役目をしている。
上衣細胞は、脳室や脊髄中心管の内腔面を覆い
乏突起膠細胞は、髄鞘を形成している。
それぞれいろいろな役目があるのじゃな。
そして、この神経膠細胞は、神経細胞とちがい、
活動電位を伝達することはできないが、細胞分裂することができる
のじゃ。
細胞分裂できるということは、異常に増殖して、脳腫瘍もできる可能性がある ということじゃな。
神経細胞は細胞分裂できないの物理的に脳腫瘍は発生しないが、神経膠細胞からは、脳腫瘍ができる可能性がある のじゃ。
それぞれの神経膠細胞からは、神経膠腫が発生し、こんな脳腫瘍ができるのじゃな。

それでは、脳腫瘍についてすこし話をしよう...................
この講義が、多くの人に伝わりますように........
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