友人が、わら納豆になった。
微妙だ。

さて、解答解説をやるとするか。
問37 神経筋接合部の障害が病態の中心である疾患はどれか。(第45回)
1.ボツリヌス中毒症
2.筋萎縮性側索硬化症
3.急性散在性脳脊髄炎
4.Guillain-Barre症候群
5.Charcot-Marie-Tooth病
【解答・解説】
ボツリヌス中毒症は、菌が産生するボツリヌス毒素が 神経筋接合部 でアセチルコリンの放出を妨げることにより、弛緩性麻痺を起こす。 1.が〇
筋萎縮性側索硬化症は、脊髄の側索や、脊髄前角細胞の萎縮で起こる。 2。

急性散在性脳脊髄炎の原因は、ウイルス感染などで、中枢神経の髄鞘が障害されること。 よって、3も

Guillain-Barre症候群は、自己免疫反応により、末梢神経の髄鞘、または軸索が障害を起こす。 4.は


Charcot-Marie-Tooth病は、末梢神経の髄鞘の障害を原因とするもの。よって 5.は

正解 1.
問38 痙縮の治療においてボツリヌス毒素の作用部位はどれか。(第46回)
1.脊髄後根神経節
2.脊髄前角
3.脊髄前根
4.運動神経終末
5.筋小胞体
【解答・解説】
ボツリヌス毒素の作用部位は 運動神経終末の 神経筋接合部 。
そこでアセチルコリンの放出を妨げるのじゃ。
正解 4.
問39 ボツリヌス毒素を用いた治療で、効果の一般的な持続時間はどれか。(第47回)
1.1〜3日
2.1〜3週間
3.3〜6ヶ月
4.1〜3年
5.10年以上
【解答・解説】
ボツリヌス毒素を注射で投与すると直ちに神経終末への取り込みが始まる。
効果は2〜3日後に出始め、1〜2週間以内に安定し、効果は、3〜4ヶ月持続する。
正解は 3.
問40 ボツリヌス毒素を用いた治療で、正しいのはどれか。(第48回)
1.ボツリヌス毒素は前角細胞に作用する。
2.痙縮のある筋に対して筋肉注射を行う。
3.65歳以上の高齢者には禁忌である。
4.注射直後から最大効果を認める。
5.効果持続は約1年間である。
【解答・解説】
ボツリヌス中毒症は、菌が産生するボツリヌス毒素が 神経筋接合部 でアセチルコリンの放出を妨げることにより、弛緩性麻痺を起こす。 1.は

ボツリヌス毒素が、運動神経終末に作用し、アセチルコリンの放出を阻害することにより過剰な筋緊張が緩和されることを狙った処置じゃ。 2.は、〇
65歳以上でも禁忌ではありませんので、 3. は

ボツリヌス毒素を注射で投与すると直ちに神経終末への取り込みが始まるが、効果は2〜3日後に出始め、1〜2週間以内に安定し、効果は、3〜4ヶ月持続する。
4.5.はともに

正解は2.
さて、いよいよ、神経伝達物質の異常で起こる疾患
重症筋無力症 の説明をしよう。
この病気は20〜40歳代の女性に多く認めます。
女性に多い病気は憶えているか?

あとは、アルツハイマー病と多発性硬化症じゃな。
重症筋無力症の原因は、神経筋接合部での、アセチルコリン受容体に対する自己抗体が存在することでおきるのじゃ。

こうなるとどうなるか...............想像してほしい。
この講義が、多くの人に伝わりますように........
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